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『ろくでなし』吉田喜重

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『ろくでなし』
吉田喜重

1960年 / 松竹 / 白黒 / 88分


  • 監督 吉田喜重
  • 製作 今泉周男
  • 脚本 吉田喜重
  • 撮影 成島東一郎
  • 音楽 木下忠司
  • 美術 芳野尹孝
  • 録音 吉田庄太郎
  • 編集 浦岡敬一

出演

  • 高千穂ひづる
  • 安井昌二
  • 千之赫子
  • 津川雅彦
  • 川津祐介
  • 三島雅夫
  • 山下洵一郎
  • 林洋介
  • 渡辺文雄
  • 若葉慶子
  • 榊ひろみ
  • ささきいさお

吉田喜重は東大仏文科を卒業後松竹に入社、自らの脚本で監督したデビュー作である。既存の映画体系を根本から否定する自由さと若々しさに溢れており、公開当時「松竹ヌーヴェル・ヴァーグ」の旗手として注目されて、日本映画の新時代到来を世に知らしめる作品となった。主演は津川雅彦と、後に『ゼロの焦点』でブルーリボン賞を受賞する高千穂ひづる。


車を走らせる大学4年の北島淳(津川雅彦)、秋山俊夫(川津祐介)、森下(山下洵一郎)、藤枝(林洋介)は、社長である俊夫の父の秘書・郁子(高千穂ひづる)を無理に車に乗せ金を奪う。郁子は「大学まで行ってて、ろくでなしね」と言い捨てる。そこから4人の「遊び」は過激さを増し、執拗に郁子を追い回し憔悴させてゆく。学生最後の夏休み。仲間の旅立ちを機に4人は、最大規模の「遊び」- 銀行帰りの郁子を拳銃で脅し、金を強奪することを計画する。決行当日、車に郁子を連れ込むが、森下と淳が仲間割れを起こす。撃たれ重傷を負った淳は森下を車で轢き倒した。郁子が持っていたかばんに金は入っていなかった。取り返しのつかない状況になってしまった淳は「あれは遊びだったんだよ」と呟く。