極星極星
再生ボタン

『極星』山崎幹夫

  • 極星
  • 極星
  • 極星

『極星』
山崎幹夫

1987年 / カラー / 75分


  • 監督・撮影・編集 山崎幹夫
  • 音楽 勝井祐二

出演

  • 神岡猟
  • 寺本恵子
  • 寺本和正
  • 山崎幹夫

山崎幹夫が8mmで撮影した自主制作映画。『猫夜』(1992)、『虚港』(1996)と続く三部作の第1作。実験的でエキセントリックな映像の中に、映画という既成の形式に対する愛情と批判精神が感じ取れる。音楽はROVOのメンバーでもあるヴァイオリニストの勝井祐二。


1985年4月、「僕」は友人の神岡を主人公に1本の映画を撮り始める。しかし3ヶ月を経過しても映画の全体は見えてこない。「僕」は1人でカメラを回し始める。ある日、家で飼っているうさぎが死産した。庭の樹木の下に埋葬しながら、「僕」は一昨年死んだ父のことを想い出す。父はもうこの世にいないが、父の残した〈まなざし〉だけは残っている。そして「僕」は旅に出る。北陸のある町で、昔、「僕」の映画に出てくれた女性と会う。東京に向かう列車の中でうたたねをすると、夢の中に彼女が出てきて「もうすぐ出口がみつかるよ」と言う。東京に戻った「僕」は神岡に「また撮影を始めるぞ」と言う。ふたたび部屋に戻ってきた僕は、マイクに火をつけ、炎をレンズに押し当てる。