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『好人好日』渋谷実

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『好人好日』
渋谷実

1961年 / 松竹 / カラー / 88分


  • 監督 渋谷実
  • 製作 佐々木孟
  • 原作 中野実
  • 脚色 松山善三 渋谷実
  • 撮影 長岡博之
  • 音楽 黛敏郎
  • 美術 浜田辰雄
  • 録音 大村三郎
  • 編集 杉原よ志

出演

  • 笠智衆
  • 淡島千景
  • 岩下志麻
  • 川津祐介
  • 乙羽信子
  • 北林谷栄
  • 高峰三枝子
  • 織田政雄
  • 小川虎之助
  • 三木のり平

松竹三大巨匠と呼ばれ、松竹映画の黄金期を築き上げた渋谷実が、中野実の原作を松山善三とともに脚色した。実在の数学者である岡潔がモデルであるという。小津安二郎の作品に多く出演した笠智衆や、同じく渋谷実監督『てんやわんや』で映画デビューを果たした淡島千景が出演。音楽を、戦後数多くの名曲を生み出した黛敏郎が手掛けた。


数学者の尾関等(笠智衆)は、世界的な名声がありながらも質素な生活を送っており、自宅を構える奈良ではその変人ぶりで知られていた。そんな尾関家の一人娘登紀子(岩下志麻)に縁談が持ち上がる。相手は登紀子と同じ市役所で働き、由緒ある墨屋の当主でもある佐竹竜二(川津祐介)。結婚することに異議はないのだが、悩みの種は等の反応であった。竜二と等の間にすれ違いが起こるが、等が文化勲章を受賞する、というニュースが舞い込んでくる。にわかに慌ただしくなる尾関家だが、文化勲章は泥棒に盗まれてしまう。登紀子は意を決して等に結婚の話を切り出すと「好きな者同士で一緒になればいい」と答えてくれた。勲章も泥棒が返しに来てすべてが丸く収まった。仲睦まじい様子の登紀子と竜二を、東大寺の鐘の音が温かく包む。